INTERVIEW

ふれあいから生まれる
共感

医師

梅澤 謙一

どんなに自宅で看取る覚悟ができていたとしても、最期の時には患者様もご家族も非常に不安や焦燥に駆られます。先日も不安で何度も何度も電話をかけて『来てください』と訴える方がおられました。

その度に顔を見て話をすることで、ゆっくりゆっくりと心がほぐれてくる感覚がありました。

亡くなった際の穏やかな患者様のお顔と、やり遂げてほっとしたご家族のお顔を見た時に、自分自身も癒されている事を感じます。

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現職に就いた理由・動機は?

私は卒後研修後に脳外科を選びましたが、病院の中では、患者様が一体どの様に自宅に帰ったのか、その後どう過ごしているのかは、全くわからない状態でした。脳外科を辞めてから在宅医療に携わる機会があり、患者様のご自宅にお邪魔して患者様やそのご家族の生活環境に触れ、より深い感情に触れることができる医療のスタイルに興味を感じ、3年間ひとりで訪問診療クリニックを細々とやっておりました。その後、ひとりで続けることに限界を感じ、大規模医療法人で一訪問医として勤務しておりました。しかし、あまりにもシステマチックな仕事にやりがいを無くしかけていた時に、たまふれあいクリニックの温かい医療に共感を覚えて入職を決めました。

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具体的な仕事内容は?

常勤医として、日々の訪問診療を行うと同時に、週1回の夜間オンコール、約6週に1回の土日オンコールを担当しております。患者様は施設と個人宅で2:1位の割合です。診療時には看護師さんが一緒について、運転、バイタル測定、採血などの補助をして下さるので、医師は診療に専念できるところが非常にありがたいです。もし、緊急搬送などで病院と連絡を取らなければならない場合は、医療相談員さんが手配をして下さいます。また、同じフロアの中に医師、看護師、リハビリスタッフ、栄養士、ケアマネ、相談員、事務員、すべての職種が一緒におりますので、気軽に情報交換や相談をできるのも助かる所です。

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在宅医療への思いは?

在宅医療は患者様の病気をただ見て、治療をする仕事ではありません。ご自宅や施設の居室にお邪魔する事によって、その方の生活環境やご家族との関係、気持ちも一緒にケアしていく仕事です。場合によっては、患者様の最期までお付き合いする事もあります。大変ではないと言えば嘘になりますが、その分満たされるものは大きいと思っております。たくさんの思い出が今日の一歩を踏み出させてくれる、そんな医療が在宅医療です。

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患者様を通じて得られたもの、心に残るエピソードは?

最期まで自宅でお看取りした患者様が最後に話した『短かったけど、いい人生だったなぁ』という言葉をもらった事は今でも忘れられない思い出です。また、ご家族様からの『大変だったけど、住み慣れた自宅で楽しく穏やかに最期を迎えられて、とっても良かったです』『夜に具合が悪くなって不安でしょうがない時に、先生が来てくれて本人だけでなく、私たちも救われた気がしました』などの言葉も、いつまでも心に残っています。

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MESSAGE

新入社員へのメッセージ

在宅医療に興味があれば、ぜひ一度飛び込んでみて欲しいと思います。病院の病室やクリニックの診察室とは違う、独自の空間で診療をできるのは非常に良い経験となると思います。特殊な技能は必要ありません。人に寄り添う気持ちがあれば、十分です。きっとやりがいを持って仕事ができます。

スタッフ一同、
ご応募お待ちしております。

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